いつかのクリスマス
クリスマスがきらいでした
街は浮かれて無駄にキラキラしてるし
行き交う恋人たちはイチャイチャクチャクチャ
クリスマスと言えば花屋は繁忙期
朝から終電まで働いて働いて
棒のような足で家路に着く
わたしにとってのクリスマスはそんな感じ
クリスマスシーズンを働くことはとても楽しかったけど
いつもこの時期は
いつも以上に満たされない自分と
世間のキラキラとのギャップに滅入ってしまう
毎晩、山下達郎の
「♪きっとキミは来ーなーいー
ひとりきりのクリスマスイブ
うおっおおー」
を脳内BGMに認定し
枕を濡らすしかなかったのです
でも
結婚して
子どもを産んで
たぶん二回目のクリスマスの時に
家族でなんばパークスに遊びに行った時のこと
なんてことないお出かけだったけど
なんかすっごく嬉しくて
今まで
ずっとずーっとさびしかったけど
大切な家族とこうして
きらびやかな街を歩けることが
こんなにも幸せなことだと
こんなにも尊いことなんだと
やっとクリスマスを好きになることができました
(書いてるだけでなみだが出る)
そもそもクリスマスって
家族が無事に1年間過ごせたことに感謝をする日
あの頃は
自分の満たされない想いにばかり目がいって
足りない
足りない
なにもない
って
周りや環境を責めてばかりで
自分のある幸せに目を向けることができていなかった
今もついつい
感謝の気持ちをわすれて
ない!
ほしい!
もっと!
になってしまう時があるけど
いつも一旦一呼吸
自分のあるものに目を向けて
感謝の気持ちを忘れなずにいたいな
とおもうのであります♡